みなさま、いかがお過ごしですか

今回は新型コロナウイルス感染症専用病棟である6階東病棟から、急変対応シミュレーションの様子をお伝えします
患者さまの急変時には高流量の酸素投与、気管挿管、吸痰、人工呼吸器などの陽圧換気、心臓マッサージなどを行いますこれらの行為はエアロゾルが発生し、救命に関わるスタッフのコロナウイルスへの感染リスクが高まりますそのため、私たちは最小限の人数で感染防止しながら救命できるように、病棟医や麻酔科医と急変時シミュレーションとミーティングを繰り返し、手技の向上に努めています


何回もシミュレーションを重ねる中で、部屋のドアの開閉を減らした状況下の室内外でのコミュニケーションのとりずらさに課題がありました
今回のシミュレーションでは、ナースコールと併用で、普段患者さまと非接触コミュニケーション時に使用しているiPadを取り入れてました。iPadを室内外それぞれに設置することで、室外いるスタッフも室内の様子を確認できるようになったり、室内外からの指示や物品の受け渡しがスムーズに行えるようになりました


<デモの人形を使ってシミュレーション>
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<iPadを設置した部屋のレイアウト 見本写真>
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シミュレーションはビデオ撮影をして、当日急変シミュレーションに参加できなかったスタッフも学習できるよう記録を残しています。さらに、シミュレーションで得られたベストレイアウトの写真をラミネートし、救急カートに設置して誰でも準備できるように備えています


もしもの時も出来るだけ冷静に、迅速に。。。患者さんの命を守るため、これからも頑張ります

最後まで読んでくださりありがとうございました